Plantoid

2021.07
Plantoid

samayuzameの全国流通2枚目となるアルバム。 前作『宿木』が「コロナ禍における私たち」という社会的なテーマを含んでいたのに対して、今作はより内省的な立場で自らの「創作する魂」について思想し制作された7つの楽曲を収録。 今作の収録曲は作詞、作曲、編曲をすべてsamayuzame一人で完結させており、前作『宿木』からよりスキルアップしたアレンジャーとしての能力を屈指した作品群は必聴である。 19歳当時にボーカロイドオリジナル曲として制作された『天國へみちづれ』『Room:樹海』のセルフカバーバージョンの2曲はCD限定で収録。

All songs & Lyrics written by samayuzame Creative & Art Direciton : samayuzame Photographs & Art Direction : Mana Hiraki Photographic Assistant : Fuka Nagata, Kanji Kuwahara, Mai Nunoya Design : Punch Hair and Make-up : U Mixed,Mastered by Ryoma Nakamura Produced by samayuzame

Lyrics

  1. 1
    エーテル
  2. 2
    僕の惑星
  3. 3
    Lotus Farm
  4. 4
    ヘヴンズヘイヴン
  5. 5
    Plantoid
  6. 6
    奈落の黙示録
  7. 7
    累累
  8. 8
    天國へみちづれ(CD限定収録)
  9. 9
    Room:樹海(CD限定収録)

光浴びてゆらゆら揺らめく窓際のエナジー触れたがるから 砂漠越えて孤独のその先へ さようなら攫って 殺した 《上へ》 歌謳え《向かえ》 譫言ねla-ha-ha-lu-la-la ただ礼賛《上へ》 歌は絶え我は ただ、我武者羅。愛は凪いで 輝く空 眺めても欺く ほら 容替えて何度だって生まれ変わる音のホメオパシー疑ったりして 逸れた羊烏滸がましく救おうとして 全きニュートラルな性紛うことなき僕ら地上の生命それなのに君は未だ ただ傷つけたがる温かい言葉並べて人肌愛し尽くすつもりになっても意味はないと 《上へ》 歌謳え《向かえ》 譫言ねla-ha-ha-lu-la-la ただ礼賛《上へ》 歌は絶え我は ただ、我武者羅。愛は凪いで 輝く空 眺めても人間は救えない群がるだけ 輝く空 眺めても欺く法螺 吹くだけ

誰もいない星に落ちていつかそこへ 辿り着く 球体の上一つ二つ 犠牲にしてやがて皆 眠りに就く身体は全部 嘘の記憶で 手から滑り落ちそして夢を見る起こさないで 笑ったら 綻んでよ僕の惑星萎れた身体ではI just can't be a believer滅んだら 匿ってよ【探索者:不明】君の腕の中でI want you make me believe 僕ら揺れ惑いそして砂を食む向こう岸でも 逢えたら 粟立つ肌は確かに感じている赦さないで 笑ったら 綻んでよ僕の惑星萎れた身体ではI just can't be a believer滅んだら 匿ってよ【探索者:不明】君の腕の中でI want you make me believe

最後の一葉は 腐り落ちて消えた箱庭の祈りは 届かない最後の一秒は 見知らぬ天井で身元不明の匂いを 抱き締めながら痣の増えた腕が 傷に肥えた脚が求め続けてる あの庭 遥か上へ その先は 何がある遥か上へ その次は 何があると 水を奔る獣 陽に熟れた蟲も土に還る場所を 探すのね薄い空気吸って吐き出す偽りの安心 蓮の華咲く 肺を蝕む 容を変えて 清く 鈍く明日を占う 命短く 終わらせたいな あたしのこの手で 遥か上へ その先は どこにある遥か上へ その次は 安楽/滑落 遥か上へ その先は 何がある遥か上へ その次は 何があると

雑居ビルの隙間風彷徨える コンクリートジャングル 絵描く 対して価値もなく 得る勝敗 その傀儡 混じり気なく生きたがったっていつまでも 混紡どうしたって僕は浅ましいんだな どこにも行けない獣よ ヘヴンズヘイヴン探している愛が何もかもわからないまま 僕は ヘヴンズヘイヴン愛しているわ柔らかいとこを触りあえてしまえばハッピーエンド 骨と化す 運命なら 何もかも すべて徒芯の像を 食い荒らす 流行り病 体は灰 活気衝くも無駄だって目を塞ぎ 口噤むなんだかんだ君も愚かしいんだな 一晩中 感じていても後悔 そればかりだ ヘヴンズヘイヴン探している愛が何もかもわからないまま 僕は ヘヴンズヘイヴン愛しているわ柔らかいとこを触りあえてしまえばハッピーエンド

知らなかったわ夢と現を 幼い私は浅ましく愚かしい i wanna arise and exist for loveas you raise me up and take me away from desireeverlasting white chamomilesand now i'm seeing it I wanna be PlantoidI wanna be Plantoid in the end 独りで生きるなんて淋しいの 醜い心も治せたら 鏡の中の美しい人 あなたがくれた迸る熱脈 i wanna arise and exist for loveas you raise me up and take me away from desireeverlasting white chamomilesand now i'm seeing it I wanna be PlantoidI wanna be Plantoid in the end

最低を知って 苦い顔で嘲笑ってんの祭壇を広げて 頭の中の地獄を孵すだけで死んでる気持ち 透破抜 もう逝けるかな 平凡な人生だった 疾くに 仮令 一生 君を絶対恨んだとして過去を捨て去って 幾ら 現在が楽になれるだろうか眼を開ければ 新しい奈落他人を 蔑んで 壱千年 熟れた孤独だけが棲み付く 際限がないの 過ちだけ繰り返している散々斬り捨てて 今更握手してお終いだなんて正気になるべきよ 然も賢いように振舞っている自称:師 あとは もう墜ちていくだけ どこまで歩いても 未来は癒えないアンアン喘いでも 僕はもう救えないんだ 気づけば 毎晩 君を知った頃に触れて恥を棄て去って 幾ら 現在が楽になれるだろうか眼を開けても 視えないなら潰えてしまえよ 所詮 孤独の真似事ね 一生 君を絶対恨んだとして過去を捨て去って 幾ら 現在が楽になれるだろうか眼を開ければ 新しい奈落他人を 蔑んで 壱千年 熟れた孤独だけが棲み付くんだ

あなたが躾けた私の色彩傷つくその度開く身体忘れない私に空いた穴は哀しみの入り口痛みは眠る季節を眺めているのでしょう魚の鱗をまるで食んでいる現在そんな気持ち頭に流れる青と赤気がつくその度夢から亡命仕方ない私に咲いた花は毒死屍累々踏み締める諦めその度幾つも重なり積もるでしょう嗤う意味を亡くした肢体が此方を視詰めているよあなたが躾けた私の色彩傷つくその度開く身体忘れない私に空いた穴は哀しみの入り口痛いわ

揺らぐ空気が ふたりの音 刺していた見放された國で 藍に円く 燈落とす 見つけた住みかに 華を喰らう夜のケモノ幸せに嗤う声が 視界掠め盗る 誘蛾灯 溺れるサカナ 地を這う極彩鳥を泳がしてこの夜は二度 触れられない呼動 「寄せて、」「帰して、」「押し黙ったまま、側にいて。」過去もすべて飲み干したなら崩れ落ちる 灰の塔 上気せる逆子 真綿の告白文でためらうこともなく 今壊してくれ この楽園ごと

このまま形ない暗闇で 光は希望を溶かす煙に巻かれた 部屋 その日は無防備な雨 肌触れ 冷め答えを迫られた殺すような 瞳に 骨に乗る肉を削ぎ落としては消えてゆく街先回りする名前背中を見つめる 明日 誰か微笑めばこの部屋さえ見失うから畝る手が 根張らす眼がからだを腐らせてゆくようだ あの時進路を間違え わからない、どちらにせよ 壊れていく今はもう 毒の体 落とした涙を吸上げては 肥えてゆく望月意識が痺れてきた ので今日を諦めて どの道こうなることはわかっていた今夜はただ命を口噤むところへと