甘き心中はプールサイドで

2023.01
甘き心中はプールサイドで

samayuzame Single “甘き心中はプールサイドで”

Compose,Lyric,Arrangement,Vocal : samayuzame Artwork : Yuzuri hal Vocal REC, Mixing Engineer : Nakamura Ryoma Mastering Engineer : Kimura Kentaro (kimken studio) Produced by samayuzame

Lyrics

  1. 1
    甘き心中はプールサイドで

結んだゴムをほどいた時の 髪の毛が匿っていた熱を頬周りに感じる瞬間塩素の名残に捕まって硬く乾いた髪の毛を解しながら 君は笑う終わり報らされた季節は 透けてしまえるような半夏生 波打ち際に生まれた密やかな約束這い上る陽炎に茹立てられた 思慮ゆたかな錯乱 気まぐれた水海月の福音 独り言ちる 甘き心中はプールサイドで 君のこと×した僕と甘き心中はプールサイドで 誰でもなくて誰でもいい夜を甘き心中はプールサイドで どろどろに吐露したエレクトロニカ甘き心中はプールサイドで 張り付く念慮 引き絞る幻想 甘き心中はプールサイドで 振り向く姿は確信犯甘き心中はプールサイドで 決めてしまえばあとは一瞬の甘き心中はプールサイドで スポットライト 揺れる水面めがけて甘く 柔く 暴く 花の如く スイート・プール・悪夢と・スーサイド  静謐に呼吸を綴じて 屋上に揃えた白い上履き 制服を脱いだあの日死んだ 温かな少女「ねぇ、」 「今がずっと続けばいいのに。」冷ややかな線香 真夏の呼び水 揚羽の機翼 今際の無重力 甘き心中は・・・・・・・ 君のこと×した僕は甘き心中はプールサイドで 何でもない何にもなれない夜を甘き心中はプールサイドで ぐちゃぐちゃと彩擂る 肉細工甘き心中はプールサイドで そんなモラトリアム いつまで 甘き心中はプールサイドで 分厚い沈黙のケースに囚われ甘き心中はプールサイドで 死の匂いで息を詰めたら甘き心中はプールサイドで 何も知らなかった君にサヨナラ甘く 淡く 弾く 泡の如く スイート・プール・ふたりの・スーサイド 溺れていく このからだは沼田打つ生霊 まだ救えない忘れ棄てられるだろうか浮遊するように 落ちていく